この質問は、HP作成上での質問で一番多いかもしれません。
画像が表示されない原因はたくさんあります。

  1. 画像ファイルがアップロードされていない。
    馬鹿らしいようですが、ファイル転送になれていない初心者は、このような原因で悩むことが少なくありません。転送したと思っていたが、実際は転送されていなかったというケース。アップロード前は表示されますが、アップロード後に、http:// でアクセスすると×印になります。

  2. 画像ファイルのアドレスが間違っている。
    <img src="画像ファイルのアドレス">
    とタグをソースに書き込みますが、この画像ファイルのアドレスが間違っている。表示したい画像ファイルと、それを表示したい html ファイルとが同じディレクトリ(フォルダ)にあればファイル名だけでよいのですが、画像をまとめてフォルダにいれている時は、"フォルダ名 / 画像ファイル名" としなければいけません。アップロード前も、アップロード後に、http:// でアクセスした時も、×印になります。

  3. 自分のパソコン内のアドレスになっている。
    これはHP作成ソフトで、html ファイルを保存する前に画像挿入をするとよく起こる現象です。下記のようなアドレスになり、アップロード前は表示されますが、アップロード後に、http:// でアクセスすると×印になります。
    <img src="file:///C:/My%20Documents/My%20Pictures/abc.gif">

  4. 画像ファイル名が日本語で書かれている。
    「海.jpg」 とか 「はな.gif」 といった感じです。またアルファベットでも、全角文字を使うと表示されない場合がありますので、使ってはいけません。アップロード前は表示されますが、アップロード後に、http:// でアクセスすると×印になります。

  5. html ファイルに書かれたファイル名と実際のファイル名に、大文字小文字の違いがある。
    Windows ではファイル名の大文字、小文字を区別しないのですが、サーバに使われているコンピューターでは Unix 系のOSを持つコンピューターが多く、ファイル名の大文字、小文字を区別します。それで、html ファイルで <img src="abc.jpg"> と書き込んだのに実際の画像ファイルのファイル名が abc.JPG だったりすると、自分の Windows のパソコンでは表示されるのに、アップロードして見ると表示されなくなってしまいます。アップロード前は表示されますが、アップロード後に、http:// でアクセスすると×印になります。
    ファイル転送ソフトの設定に、転送時にファイル名を全て大文字に、または小文字に変換するというものがありますから、その辺りも要注意です。
    また、Windows XP からフロッピーディスクにHPのファイルを記録し、Windows 98 などで開くと、ファイル名が大文字に換わっているということもあります。

  6. 画像ファイルが壊れている。
    jpg 画像の拡張子をただ gif と書き換えただけでは、ファイル形式の変換は行えません。また、古いペイントなどのソフトでは、作成画像の保存時のファイル形式を選べないものがあります。このようなソフトでは bmp 形式の画像しかできません。アップロード前も、アップロード後に、http:// でアクセスした時も、×印になります。
    普通(それほど古くない)ペイントとか、PhotoEditor で、保存時に [ファイル種類(T)] でファイル形式を選択、指定すれば、その形式に変換することができます。

  7. 無料レンタルサーバに置いてある画像を表示しようとした。
    ほとんどの無料サーバでは、他サーバからの呼び出しを拒否する設定が施されています。アップロード前も、アップロード後に、http:// でアクセスした時も、×印になります。

  8. 転送先を間違えている。
    多くのサーバでは、ユーザスペースの中の public_html とか htdocs といった名前のディレクトリ(フォルダ)があって、その中にHPの公開用ファイル転送する設定になっています。この中以外には転送できないようになっているサーバはよいのですが、転送できると間違って転送する人も多いです。ここに転送したファイルは、html ファイルも画像ファイルも皆表示されません。また、サーバによっては CGI 用の cgi-bin というディレクトリ(フォルダ)の使用を認めているところがありますが、このディレクトリ(フォルダ)に転送した html ファイル、画像ファイルも表示されません。どちらの場合もアップロード前は表示されますが、アップロード後に、http:// でアクセスすると×印になります。

  9. 画像ファイルをアスキーモードで転送している。
    画像ファイルは、バイナリーモードで転送しなくてはいけませんが、間違ってアスキーモードで転送してしまった。この場合は、アップロード前は表示されますが、アップロード後に、http:// でアクセスすると×印にはならず、横縞模様の画像が表示されます。

  10. セキュリティーソフトの広告ブロック機能をONにしている。
    この場合は、全員が見えないのではなく、セキュリティーソフトの広告ブロックをONにしている人だけが見えません。広告ブロックでは、設定されている大きさの画像や、画像ファイル名に banner などの語句がある画像は、表示されなくなります。この場合アップロード前は表示されますが、アップロード後に、http:// でアクセスするとソースも消えてしまうので、×印は出ません。知らない人は、とても不思議に感じ驚きます。