自宅のパソコンがサーバーになっちゃったよ 4 
その1、2、3、5、6、7、8、



 よくルーターでは、DHCP(Dynmic Host Configuration Protocol)サーバー機能といって、ラン側(Ethernet)で自由に使えるプライベートIPアドレスを接続されたパソコンに割り振って、何台ものパソコンを同時にネットに接続させる機能がある。うちのACCA指定の富士通製ADSLモデムもそうであった。このような機能がONになっている場合、外からアクセスしても、モデムの先はどのパソコンにいったらよいか分からなくなるのである。そうした場合、静的NATという機能を用いて経路を固定化して解決するらしい。うちのモデムの場合静的NATという名ではなかったが、同じ機能のスタティックIPマスカレードというのがあって、これでプライベートIP、サブネットマスク、ポート番号などを固定化できた。

 この先で還暦和泉の狸さんはどういう訳かプロバイダーのプロキシサーバーを中に介在させて、自宅サーバー化に成功したと書かれているが、KDDI の DION ではプロキシサーバーなどない。第一どういう仕組みで成功したのかも分からん。

 しかし、還暦和泉の狸さんのこの方法は、別のことを解決する為の方法だと、上の部分を書いてから2ヶ月も経って分かった。還暦和泉の狸さんはこの方法で自宅サーバ化に成功したのではなく、自宅サーバを構築した者が自宅のパソコンから、自宅サーバのアドレスでアクセス出来ないという問題を 中間にプロキシサーバを介在させることによって、アクセス出来るようにしたということであった。しかも還暦和泉の狸さんより、当サイトの掲示板で情報を頂き調べたところ、我がプロバイター Dion にもプロキシサーバサービスがあったのであった。そのサービスは「有害サイトブロックサービス」と呼ばれるもので、プロキシサーバで、特に有害と認定したサイトにはアクセス出来ないようになっているそうだ。いやはや無知とは情けないもんじゃな〜。


 うちのADSLモデムは、接続方法が3つ選択できる。ルーターモードの PPPoA 接続と、同じくルーターモードの PPPoE 接続、それにブリッジモード接続である。複数台のパソコンを接続してネットに繋げられるようにするためには、DHCPサーバー機能がONでないとだめなので、DHCPサーバー機能を使えないブリッジモードでは、一度に複数台のパソコンを繋ぐことはできない。しかし反対に、外からアクセスするにはモデムの先にはひとつの経路しかないのだから、自宅パソコンのサーバー化によいのではないか。そう思って、一生懸命この設定に挑戦してみたが、結局だめであった。理由は未だによく分からずにいる。(;;)


 またまたルーターモードの PPPoA 接続にもどし、DHCPサーバー機能をOFF、スタティックIPマスカレード機能で、プライベートIP、サブネットマスク、ポート番号などを固定化した。Proxy DNS設定というのもあったので有効にし、DNSサーバIPの自動取得を無効にすると、自動的にDNSサーバのIPアドレスが表示された。おそらくこれは NO-IP.COM の IPアドレスだろうなどと勝手に想像していたが、後から色々と調べてみると、これはプロバイダーのプライマリDNSというものだった。



 自宅サーバが開局できているかいないかは、お仲間に見てもらったり、自分で近所の
パソコンショップのADSL体験コーナーに行ったり、職場のパソコンから覗いてみたりと色々苦労していたが、後でネットのお仲間の一人静(ひとりしずか)さんからの情報で、普通ADSLコースなどの契約者は、ネット使い放題ということで、電話代さえ払えば指定の番号にかけてダイヤルアップ接続できるということが分かった。それに気づかぬばかりに、うほほである。
 もうほとんど諦めかけていた4、5日目の夜、最後の悪あがきとばかりに自分の掲示板に http://ryokucchi.no-ip.com/ とリンクを張っておいた。しばらくして覗いて見ると、なんと、なんとまぁー、一人静さんのレスに 「見えました〜」 と書かれていた。えっ、えーっ、何が、何がよかったんだ・・・。\(◎◎)/ (;;) \(^^)/
 しかし、正直なところ何がよくて繋がったのか、まだ本人はよく分かっていない。(苦笑)





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