ネットで事業をするには 2

さて先月代田区大手町にある総務省関東総合通信局の情報通信部電気通信事業課にレンタル掲示板をするための届け出をして来たのですが、その時の職員の方のお話では、届け出を受理したお知らせは郵送されるものの、事業は本日より行ってよいですとのことでした。また届け出をしたことをネット上に明記したり、よくネット上の通販会社が載せている「通信販売法に基づく表記」なるものの表記も、必ずしなければいけないというものではありませんとのことでした。なんだそうなんだ。(^^;)

さて今回レンタル掲示板を始めようと思ったきっかけは、前回書きましたようにサーバのスペックが上がったことも大きいのですが、CGI-designというCGIスクリプトの公開サイトで、複数掲示板なるスクリプトを見つけたことにもよります。これはひとつのスクリプトでいくつもの掲示板を動かすというスクリプトで、ある決められたディレクトリ内に掲示板用のディレクトリを作り、そのディレクトリ名を引数としてアクセスすると新たに掲示板が作られるというものなのです。ではそのディレクトリを自動的に作れないか。で、kent-web さんで配布されている postmail というメール送信CGI のスクリプトの中に、お客さまが申し込みの送信をする過程でサーバ内の決められたディレクトリ内に掲示板用のディレクトリを作れないかと考えました。(^^;)

下記のスクリプトでなんとかディレクトリ生成はできたものの、パーミッション 755 のところを 777 にしてもパーミッションが 755 になってしまった。

mkdir ("./bbs/$n", 0755) || die "ディレクトリ生成失敗 : $!";

何かいい方法はないものかな...、と悩んでいましたが、

chmod(0777,"./bbs/$n") or print "$!";

と書き足すことで解決しました。何となくスマートではないのですが...。(^^;)

また最初はメール送信フォームにユーザID欄を設け、そこに書き込まれた ID が掲示板のためのディレクトリ名になるように設定してみました。

<input type="text" name="id" size="35" style="ime-mode:disabled;">

とすれば、間違って直接入力以外の入力で送信されることもない。しかしよくよく考えてみると、お客さまに ID を決めて頂くと同じ ID が出て来る可能性がある訳です。それで勝手に1から順に2、3とディレクトリ名がつけられるようにしようと思いました。が、さてどうしたらそうなるか...。一日ほど考えたでしょうか、思いついた方法はパーミッション 666 にしたナンバーを参照するのと同時に書き込みできるファイルを作り、参照した数字プラス1を書き込むように設定してみました。始めこのファイルに0を入れておくとメールが送信される度に1、2、3という名のディレクトリが生成されていく仕組みです。お?、スクリプトって考えればなんでもできるのね。(^^;)

さて自分で改造したとはいえ、元は人さまの作られたスクリプトです。これをただで商売に使っては申し訳ない訳で、kent-web さんのスクリプト商用利用の事業者登録は昨年の7月に済ませてありましたので、今回は CGI-design さんのスクリプト商用利用の事業者登録を致しました。どちらも12000円をお支払いすると、永久的にスクリプトの商用利用ができるというシステムになっています。

Ryos.Info レンタルCGI
2003年7月、Kent Web CGI 商用利用の事業者登録。  
2004年8月、CGI-design CGI 商用利用の事業者登録。
つづく

ワンクリックでコピー その2

 前回は JavaScript を使って、テキストエリア内の文字をワンクリックでクリップボードにコピーましたが、今回は同じく JavaScript を使ってワンクリックで JavaScript 内に書き込んであるテキストをコピーするスクリプトです。

 これですといちいちテキストエリアを作らないですみます。ページで紹介した文章・語句・タグ・ソースなど、この JavaScript の中に書き込んでおけば、ワンクリックでクリップボードにコピーされます。改行したテキストをコピーしたい時は、テキスト内の改行したいところに \n と入れればOKです。

サンプル さてさて、クリックすると何がコピーされますやら…。(^^;)

ソース
- 省略 -
<script type="text/javascript">
<!--
function clip(){
clipboardData.setData('text',"コピーしたい\nテキスト");
alert('クリップボードにコピーしました');
}
//-->
</script>
</head>

<body>
<div align="center"><form>
<input type="button" value="コピー" onclick="clip();">
</form>
</div>
- 省略 -

ネットで事業をするには1

ご存知の方もおられると思いますが、当ブログ Ryokucchi blog site は当初レンタルサーバクールオンラインのサーバにありました。2004年3月末にネットのお仲間から一時代前の(と言っても今わたしがメインに使っています windows 98 よりも新しくハイスペックなんですが(^^;))パソコンを頂き 2002年 10月より開始した自宅サーバのスペックが一気に高くなました。それで今までクールオンラインに置いていたサイトを全て自宅サーバに移し、5月にクールオンラインとのレンタル契約を解約しました。

まっ自宅サーバのスペックやハードディスクの容量が著しく増えたことが、引っ越しの一番の原因なのですが、クールオンラインにスペースをお借りしていてレンタルサーバの怖さを体験したのも大きな一因でした。クールオンラインさんには、本当を言いますと色々お世話になっています。わたしのいくつかあるサイト(日野の植物冬芽と葉痕くまちゃんのホームページの作り方など)をクールオンラインのトップヘージやメールマガジンで何度か紹介して頂いたお陰でカウンター数も飛躍的に増えました。そのお陰もあってか、冬芽と葉痕のサイトはいつの間にかYahoo!カテゴリの樹木に登録されました。

しかし、クールオンラインの利用者の中には借りているスペースで高負荷の CGI (ゲームやアクセス解析 CGI など)を稼動させたり、自分のスペースに設置した CGI を他人に貸したりとそれはもう...。確かに利用容量が 300MB もあったら、よほどの人でなければ使い切れるものではありません。そこで皆様々な使い方をする訳です。その辺りがレンタルサーバの怖さですね。実際利用者の誰かが原因とみられるサーバダウンが時々あるようです。そして infoseek と合併後 2003年 8月にはサーバの仕様を大幅に改変し、大分使い勝手が悪くなり、今回の解約に至ったという経過です。(クールオンラインのあべっちさんごめんなさいね?。言い訳するつもりではないんですが、最近わたしの知人が4人もクールさんと契約しましたよ。(^^;))

自宅サーバでは、開始して間もなく 10人ほどの人に掲示板 CGI をお貸ししていました。開始当初は自宅サーバ機のスペックが、CPU Intel486DX4-75MHz Memory 20MB HDD 540MB と言うもので、掲示板自体表示されるまでに少々時間がかかるという代物でした。しかし、ここにきて始めに書きましたようにサーバ機のスペックが一気に高くなったもんですから、普通のレンタル掲示板と同等、それ以上の能力となりました。その結果色々な人に掲示板 CGI を借りたいと言われるようになりました。なるほど、使い勝手のいい掲示板 CGI を欲しい人はけっこういるのですね。今まで知り合いの方、または知り合いの知り合いの方にのみに無料でお貸ししていましたが、これからは一定の規定を設け、有料にて大勢の人にお貸ししてみたいと思うようになりました。(^^;)

まずしなくてはいけないことは、インターネット上で事業をする訳ですから、国の通信関係のお役所への届け出です。ネットの検索で色々調べて行くと、どうも掲示板 CGI のレンタルは届出電気通信事業(旧一般第二種に該当する電気通信事業)のホスティングという種類になるようです。その届け出先は総務省の通信局らしい。東京辺りでは、総務省関東総合通信局情報通信部電気通信事業課ですね。ここはサイトもあって、提出書類のダウンロード、書き方の pdf ファイルなども公開されていてとても助かりました。これらの書類と登記簿謄本(個人の場合は住民票)を提出するのです。

早速行って参りました。8月27日千代田区大手町の総務省関東総合通信局情報通信部電気通信事業課まで。何度見てもこの名前は覚えられないですね。(^^;)

つづく

自宅サーバ開始当初のサーバマシン
IBM TP345CS