最近の円高ドル安の原因

 目覚めた時から雨音がしていました。師走の気温の上下には、気をつけないと風邪を引いてしまいますね。

 先々月の26、27日に、米ドル上向きのような書き込みをしましたが、ここに来て急に大きく下落し始めました。YouTubeの、ニュースと政治のジャンルで、ミヤネ屋の放送(削除されたか今はもう見れない)を見ていたら、その原因が良く分かりました。中東アラブ首長国連邦(UAE)の一つであるドバイで、政府の投資機関として機能してきたドバイワールド社の資金繰りが行き詰まり、12月14日に満期を迎える35億ドル分の債券(イスラム債)の満期を半年延期させてくれと債権者に要請したそうです。今まで投資に対する見返りが大きい投資先だったのですね。それが世界の常識では考えられない満期償還を延期させてくれなんて言い出したもんだから、びっくりした世界の投資家たちは、今世界で他の通貨と比較したら安定している円を買い出したとのこと。あくまでも円が良いという訳ではなく、他と比較したら、まあ円を買っておこうかという感じだそうです。そうすると円高になる訳で、その影響で米ドルが安くなったということだそうです。ドバイは今年の2月にもおかしくなり、ご近所のアブダビという国から100億ドルを借りてその場をしのいだそうで、今回も50億ドルずつ2回に分けて借金し、何とかこの危機を乗り切ろうとしているそうです。日本政府もこの状況を受け、なんらかの手を打ち始めているとのことですが、アメリカにとっては景気の悪い昨今、米ドルが安ければ安いほど有利なので歓迎しているとのこと。円が高くなって儲かるのは、輸入業者、旅行代理店などなど。海外旅行も今が一番良い時かもしれませんね。詳しくは、こちらのブログ 杉並からの発信です に掲載された記事を読むと良く分かります。