Kingsoft Office

晴れ  きょうもよい天気ですが、風邪は治ってないのでじっと我慢の子です。午後パソコンサポートにお伺いするお約束をしていたのですが、電話で事情を説明して延ばしていただきました。

 朝パソコン入門教室の生徒さんから電話があり、家で年賀状作りの復習をしてみたけれど説明の通り出来ないとのことです。色々お話しを聞いていましたら、どうもその方のオフィスソフトはマイクロソフト製ではなく、キングソフトという会社のもののようです。市の広報で、ワードで年賀状作成のタイトルで募集したのですが、その生徒さんは自分のパソコンに入っているワープロソフトを、ずっとマイクロソフトのワードだと思い込んでいたのでしょうか。間違えるくらい似ているのですから、これからこういったトラブルは増えてきそうな気がします。

 キングソフトというのは、ウィキペディアの解説によりますと1989年に中国で作られたワープロソフト WPS1.0 がその起源とのこと。機能を増やしオフィススイートに発展し、Windows 95 が発売されるまでの一時期中国国内で90%以上のシェアがあったとか。Windows 95 の発売後は、マイクロソフトオフィスの方が売り上げを伸ばし、シェアが10%にまで落ちたそうですが、2005年9月にリリースした WPS Office 2005 がマイクロソフトオフィスに操作性を似せたことが好評を博し、シェアを20%台にまで回復。2006年11月には キングソフトオフィス(Kingsoft Office) の名前で日本でも販売を開始。現在は Kingsoft Office 2010 となり、マイクロソフトオフィスの7分の1の価格で、マイクロソフトオフィスとの高い互換性を売りにしています。しかし、全く同じに使える訳ではありません。法律的には問題がないようで、今のところマイクロソフトから訴訟は起きていません。