カントウタンポポ
(関東蒲公英)
キク科 タンポポ属
Taraxacum platycarpum

関東地方、山梨・静岡県に分布し、花期は3〜5月の多年草。日が照ると開き、 日が沈むと閉じることから、西洋では「牧童の時計」と呼ばれている。

 

 
 日野市内では4月の半ば頃から5月の半ば頃が盛りでしょうか、「日野の自然を 守る会」の1984、85年のタンポポ調査によると、日野市内には在来種のカン トウタンポポとシロバナタンポポ、それに明治時代にヨーロッパから来た、外来種の セイヨウタンポポとアカミタンポポが生息していますが、数のうえでは、ほとんどが セイヨウタンポポとカントウタンポポだそうです。日野市内での生息数は、ややセイ ヨウタンポポが多いものの、ほぼ半々とのことです。(シロバナタンポポは西日本に 多い種類)
 

 

 
カントウタンポポ

     
セイヨウタンポポ

 
花を逆さまに見て、総苞を人の頭と思ってください。おかっぱ頭が在来種のカントウ タンポポで、頭の毛がカールしているのが外来種のセイヨウタンポポです。
 
 
カントウタンポポ
 
セイヨウタンポポ
 

 
 わたしの感じたところでは、昔からの土地にはカントウタンポポが多く、造成地など のように外部から土を運んで来たところや、人や車が多く行き来するようなところには、 セイヨウタンポポが多く見られるように感じます。
 

 
※解説文の作成にあたっては、主に山と渓谷社発行のポケット図鑑 1・2・3、山渓ハンディ図鑑1・2を参考にさせて頂いています。
 

 
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