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地中のナラタケ菌糸と共生しているらしい。地下に肥厚した塊茎ができ、
地上部に養分を取られると、中空になって行くという。そして、養分が残って
いる時には細長い地下茎を伸ばして、ナラタケの菌糸から養分をとり、新しい
塊茎つくるという。 花や花茎が淡黄白色のものをシロテンマ。また、地上部に多少葉緑素があって 緑色を帯びるものをアオテンマと呼ぶという。 生きているものから養分をとって生きる植物は寄生植物といい、死んだもの、 腐ったものから栄養をとつて生きる植物を腐生植物といいます。 日野市内に生息する腐生植物として、以前ご紹介した植物に大変お詳しい播本 正常さんの調査によりますと、ギンリョウソウ、ギンリョウソウモドキが確認され、 マヤランは記録だけあるとのことです。 これはわたしの想像ですが、クロムヨウラン、クロヤツシロランあたりも市内に あるかも知れないと思います。それで目下調査中です。何か情報がありましたら、 お知らせ下さるよう、よろしくお願い致します。 |
![]() 花は終っている様子 |
![]() 葉が退化した跡か? |
![]() こちらは赤くない(市内の別の場所) |
![]() アオテンマかシロテンマか? |
2001年6月10日の緑地管理ボランティアの活動日に、板橋から参加して下さった
中山力さんが、東光寺緑地でたくさんのオニノヤガラを見つけて下さいました。
翌日あらためて詳しく調べてみたところ、4箇所に合計13本のオニノヤガラを
認しました。 東光寺緑地に通うようになってからの最多の数です。 |
※解説文の作成にあたっては、主に山と渓谷社発行のポケット図鑑
1・2・3、山渓ハンディ図鑑1・2を参考にさせて頂いています。
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※野草に関するエピソード、情報などがありましたら
「みどりのサロン」にお書き込みください。
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