コンピューターのOS(オペレーティングシステム)といったら一番知られている Windows が思い浮かぶ方が多いと思います。まっ後は Macintosh と続くと思いますが、その他に Unix と言う系列のOSもあります。その Unix の中にも、Linux や FreeBSD などのいくつかのOSがありまして、サーバと呼ばれる大勢の人のホームページのファイルを置いて、それを全世界に向けてアクセスできるようにしているコンピューターには、この Unix 系のOSを持つコンピューターが多いのです。じゃあそれがなんでファイル名の大文字、小文字に関係しているかと言いますと、Windows をOSにしているコンピューターではファイル名の大文字、小文字を区別しないのですが、この Unix 系のOSを持つコンピューターではファイル名の大文字、小文字を区別するのです。ですから、html ファイルで <img src="abc.jpg"> と書き込んだのに実際の画像ファイルのファイル名が abc.JPG だったりすると、自分の Windows のパソコンでは表示されるのに、アップロードして見ると表示されなくなってしまいます。

 この過ちは思わぬことで知らないうちに犯してしまうことがあります。それは WindowsXP などのパソコンで見られる現象なのですが、パソコン内のファイルをフロッピーディスクにコピーするとファイル名の全部、もしくは一部が小文字から大文字に変わってしまう現象によって引き起こされます。それに気づかずにそのフロッピーの中身をサーバに転送したりすると、画像が全て表示されず慌ててしまうという訳です。

※ 下の例の左側は、実際のファイル名は、nagamihinagesi.JPG なのに、html ファイルに
  nagamihinagesi.jpg と書いてしまったので、表示されない例です。

ナガミヒナゲシ  ナガミヒナゲシ