パーミッションと言いうのは、サーバーで使われている OS、ユニックスの仕組みで、ファイルひとつひとつに対して誰が読めて、誰が書き込めて、誰が実行できるかといった権限を表しています。
 数字で表す場合は1、2、4の3つの数字の合計で表しまして、1は実行可能、2は書き込み可能、4は読み込み可能、0はそれぞれについて不可能を意味します。ですから実行、書き込み、読み込みが全て可能な場合は7になります。それがオーナー、グループ、その他の3つについてそれぞれ設定されていますので、
644とか755といった3つの数字の並びになる訳です。

 FTPクライアントの FFFTP などでサーバーに接続した時、ホスト側に表示されたファイルの右側に rwxr-xr-x といった感じの文字が並んでいますが、これらはそれぞれ x (executable=実行可能)、w (writable=書き込み可能)、r (readable=読み込み可能)、- (ハイフンはそれぞれについて不可能)といった意味を表していまして、rwxr-xr-x の場合これを数字に置き変えると755となります。

※ パーミッションはディレクトリ(フォルダ)にも設定可能で、その場合、x は実行可能ではなく、そのディレクトリを開けるか否かを表します。

 「オーナー」「グループ」「その他」の説明は、ユニックス系OSのコンピューターを使ったことのある方でしたら、直ぐにお分かりになられると思いますが、全く知らない人には一口で説明しにくいものがあります。ここではユニックス系OSのコンピューターでは、セキュリティー上個々のファイルやディレクトリにそれぞれ誰が読めて、誰が書き込めて、誰が実行できるかと言う設定があると言うことだけ頭に入れておいて下さい。

 サーバーで、web server 用のソフトに Apache を使っているところで、CGIの実行をuserの権限で動くようにする suEXEC機能(setuidという特別なパーミッション)を設定しているところがあります。そのようなサーバでは、CGI関係のディレクトリは701で、cgi ファイルは700で、ログ関係のファイルは600で稼動します。