No40 2002年11月22日
晩秋のタカノツメ

タカノツメ

山でしばしば見かけるタカノツメはそんなに背が高くなく(5m〜15m位)、いかにも薄そうな3枚の葉(3出複葉)が灰色の樹皮と相俟ってどことなく女性的で弱弱しい印象を受けます。
そんなタカノツメが深まった秋、他の木々が落葉して寒々しい森に、淡く黄緑がかった黄葉の姿で私達の吾妻連峰縦走のフィナーレを飾ってくれました。
稜線では雪に降られやや難儀した山歩きでしたが、こんな森に迎えられて二日間の疲れがどこかに消えてしまいました。
瓜田洋治
2002年11月22日
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