No19 2002年6月26日
冬の白糸の滝 3
そんなブナの森の入り口近くにあるこの滝も、冬になると訪れるひともなく孤独なものです。
雪が積もるとラッセルを強いられ、2時間余りも新雪ともがきながら、ようやく辿りつくことができました。
滝の岩肌は堅く冷たく、ただ一人相対しているうちに、流れ出た汗が急速に冷え込み、じっと身を固くして時の過ぎるのにまかせていました。
瓜田洋治
2002年6月26日
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