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広く明るい谷をのんびりと歩いていく積もりだったのに予想以上に水量が多くやや心細い旅の始まりでした。 2時間程歩くと川はゴルジュ状の「お函」と呼ばれているところになります。通常ゴルジュというと両岸が高くしかも狭く迫ってくる岩壁ですが、この「お函」はそんな圧迫感は全くなく頭上は明るく広がっています。 この川の最も美しいところといえましょう。そこを歩いて通過するのを楽しみにしていたのにこの水量ではとても通過できません。 やむなく川の左側(右岸)を大きく高巻かざるを得ませんでした。30〜40分も藪の中を分けて進む体力の要る作業でした。 瓜田洋治
2002年7月12日 |