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前回の稚苗のコシアブラが成長して大きくなり、ブナの森で出会うときは和やかな気分で満たされます。 特に秋に木々の葉の色が変わる頃は、他のブナやミズナラやカエデ類が派手に黄色や赤色に変色するのに、この木は全く紅葉せず、脱色したような透き通った薄緑色となります。 それがなめらかな明るい灰白色の樹肌とあいまって、実にしっとりとした森の貴婦人のような姿でその品格を保っています。 山菜として有名なこの木ですが、秋のコシアブラの姿が私は好きです。裏八幡平・縦走路のブナの森でのコシアブラの写真です。 瓜田洋治
2002年10月10日 |