No7  2002年4月5日
ブナの芽吹き
今日は。
東北の山にもようやく春が訪れようとしています。長い雪との闘いからようやく解放され、山の稜線や尾根筋では早くも雪解けが始まっているにもかかわらず、谷筋では長く雪が残って真っ白です。
積雪の下にはたいていの低木類が埋まっていてやがて来る雪解けを待ちわびています。こうして谷間の低木類が春を待ちかねている間、尾根筋ではブナがみずみずしく芽を出し始めます。
東北の山々もようやくブナが芽吹きを始めるころです。
今週から数週間ブナの芽吹きを追ってみます。先ずは東北、禿山(かむろやま)、ブナの細長い冬芽がほころびはじめて、今まさに芽吹こうとしています。
山は光に満ち、残雪は程よくしまって快適な山登りでした。
瓜田洋治
2002年4月5日
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