新緑のブナとカラマツの森を見てきましたが、今回は一番親しみのあるミズナラの新緑です。 最近はブナの人気に完全に水をあけられたミズナラですが、ブナの森を構成する主要な樹の一つで、典型的な陽樹すなわち明るい場所を好む樹種です。 ミズナラは日本の山を歩けば殆どどこでも見かけられ、同じ仲間のコナラもよく見かけます。両者よく似ていてその差異は少し解りにくいですが、ここでそれを述べる事はあまり意味がありませんので省略します。 ただ、ミズナラは本州では標高1000m以上、コナラはそれより下に生育します。 奥多摩でもいたるところに見うけられるミズナラの森ですが、醍醐丸と市道山を結ぶ吊尾根一帯のミズナラ林が一番美しくて私は好きです。 この写真は昨年5月にその吊尾根を訪れたときのものです。
瓜田洋治
2002年5月5日 |