今まで FreeBSD を OS としたサーバは、何回も作って来たのですが、XFree86 をインストールして、GUI 環境で使えるPC作りはしたことがありませんでした。それなりのスペックのマシンがなかったということが大きな理由でした。
今回 MSN のネットオークションに出品されている方がたまたま同じ市内の方で、その方から Dell Optiplex GX100 を 6,980円で購入しました。CPUはセレロンながら 800MHz メモリは増設(3,000円)して 256MB。HDD は 20GB ありましたが、音が煩かったので、日立の 40GB のバルク HDD を 5,000 円で購入し、交換しました。モニターは、サーバ機への FreeBSD インストール時のみに使用していました中古の Acer 54e という 13.3 インチ程の CTR(2,000円) です。
それと XF86Config の作成に自信がなかったのですが、ハンドルネーム如月弥生(きさらぎやよい)さんと仰る20代の方の「FreeBSD Memo」というウェブサイトに
http://iris.homeunix.net/yayoi/freebsd.asp
「XF86Configの作成」という解説ページがあって、
http://iris.homeunix.net/yayoi/freebsd/xinst/xf86config.asp
そこで説明されている xf86cfg -textmode のコマンドを使うとてとも簡単にXF86Configの作成ができてしまうのです。それで今回の挑戦が上手くいったという訳です。(^^;)
※ この方ちょっと前までは、中部大学の学生さんだったんですが、今ではピカピカの社会人二年生だそうです。
始めは FreeBSD の 4.10 リリースで作っていましたが、途中から 5.2.1 リリースにしました。 4.10 リリースで作っていた時に、どういう訳か root 以外の一般ユーザでログインできなくなってしまい、始めからインストールし直さなければ解決しないというような状態になってしまいました。その時に、どうせ一から入れ直すなら 5.2.1 リリースでやってみるか、ということからです。
で、かなサーバとの接続で随分悩んでしまいました。接続できなかった大きな原因は、 /usr/local/etc/rc.d 内にある canna.sh を書き換えた後、555 だったパーミッションを戻さずに、644 のままにしておいたことでした。canna サーバのプログラムが、canna.sh のパーミッションまで読んで動いていたとは、いやはや…。(^^;)
またウィンドウマネージャーとして WindowMaker が気に入ったのですが、どういう訳か 5.2.1 リリースではファイルマネージャーの xfm が上手く動いてくれません。それでもっと使い勝手のいいファイルマネージャーはないかと探しましたところ、どうも Gnome(グノーメ)というウィンドウマネージャーのようなアプリのファイルマネージャーがいいらしいと分かり、packages から、gnome2 をインストールしてみました。そうしたところこれがよかったです。とても使い勝手がいいです。お薦めですね、というか、今殆どの FreeBSD の GUIユーザは、この gnome2 を使っているらしいですね。豊富なスクリーンセーバーが素晴らしいです。毎回違う面白いのが出ているので、PC から離れて戻った時が楽しいですよ。m(^^)m
一応使っているアプリケーションをざっと書いてみますと、テキストエディターには gedit を。画像処理ソフトは、gimp を。ブラウザは、mozilla ベースの Epiphany を。メールソフトは mozilla 付属のものを。FTP クライアントは、gftp を。ただし、gftp ではちょっとはまってしまいました。コマンド gftp で起動するとリモートのファイルが表示されないのです。env LANG=C gftp で起動すると表示されます。いやはや、それにしても FFFTP はよくできているソフトですね。曽田さんが Unix 用の FFFTP を作ってくれたら…と思いますが、虫がいいですね。自分で作りましょう。(^^;)