Trojan.Wincod 別名 FakeAlert

曇り

晴れ
 午後から晴れ間が出て来ました。3時半よりウォーキング。帰りに食品のおおたでお買い物。

 昨晩変なメールが届きました。差出人は United Parcel Service of America 通称 UPS です。UPS_invoice_4794.zip(46.8KB)という添付ファイルが付いていました。

Hello!
Unfortunately we were not able to deliver your postal package which was sent on the 12th of January in time
because the recipient’s address is inexact.
Please print out the invoice copy attached and collect the package at our department.

United Parcel Service of America.


 我が家で今使っているパソコンは、1階のキッチンでメインに使っているVistaのノートと、2階でたまに使うXPのデスクトップパソコンです。1階のノートには、AVG Free のウイルス対策ソフトが、2階のデスクトップには Microsoft Security Essentials がそれぞれインストールされています。1階のノートでは、そのメールを受信したとたんに危険な添付ファイルなので隔離しましたとのメッセージが出ました。流石AVGですね。無料版とは言っても、ウイルスの発見率に関してはけっして有料版にひけをとらないようです。

 2階の Microsoft Security Essentials のデスクトップでも、1階のノートと同じアカウントのメールを受け取っていますので、試しに受信してみました。受信した段階では反応なし。受信したメールの保存先をスキャンしてみましたが、これも反応なし。しかたなく、添付ファイルを保存してスキャンしてみようと保存しようとした途端に警告が出ました。まぁ、どちらのウイルス対策ソフトも一応は安心できるなとは思いましたが、やはり到着メールをひとつひとつチェックしてくれるAVG Freeの方が優れている印象を持ちました。


 今回届いたのは、Trojan.Wincod(別名 FakeAlert)の入った添付ファイル付きのメールです。過去に海外に郵便物を送ったり、海外からの郵便物を受け取ったりした人の情報をどこからか集め、ユナイテッドパーセルサービスオブアメリカ(United Parcel Service of America ユーピーエス (UPS)の通称で知られるアメリカ合衆国の貨物運送会社)を名乗ってメールを送って来るようです。FakeAlert で検索しますと、マカフィーのサイトではこのように説明されていました。『FakeAlert が侵入すると、偽の感染メッセージを生成します。感染を駆除するため、製品の登録版を購入するよう促します。疑いを持たないユーザは、このような脅しによって、製品を購入する可能性があります。』ウイルスやスパイウエアが検知されましたとの嘘のアラートをパソコンの画面に表示させ、次にこれを駆除するためにこのソフトを購入しなさい的なメッセージを出してウイルス対策機能のない偽ソフトを購入させるようです。海外に郵便物を発送したり、海外からの郵便物を受け取った際には、こういうメールが来るかもしれないということを頭に入れておくと良いですね。