かみさんがなぜか、急にバッテリー交換済みの iPhone 8 をヤフーフリマで購入した。届いた iPhone 8 を見てびっくり。「あら~小さい!」本人はもっと大きい機種とだと思っていたようだ。でも楽しそうに初期設定をして使っていた。
その頃わたしは忘れ物防止グッズに興味があって、中国製の NUT mini とか、MILI Smart Tracker とか、日本製の MAMORIO とか、Anker の Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Card とか、Apple の AirTag などを調べていました。Pixel(Android)ユーザーなので NUT mini と MAMORIO は実際に使っているのですが、MILI や Eufy や AirTag は Apple の探すアプリ(Find My)が使えないと試すことができません。かみさんが iPhone 8 を購入したなら試させてもらえるなと考え、中国の通販サイト AliExpress で MILI を購入。流石 AliExpress、MILI を可愛いケース付きで 1,690円で購入できました。
早速 MILI をかみさんの iPhone 8 の探すアプリに登録してもらい、わたしが近くのスーパーに MILI を持ってでかけ、わたしの現在地がかみさんの探すアプリに表示されるか試してもらいました。しかし、スーパーに iPhone ユーザーがいないのか、スマホの設定で、何もかも許可しない癖のあるかみさんの設定が悪いのか、全くわたしの現在地情報が表示されません。そうこうしているうちにかみさんが飽きたらしく、探すアプリから MILI の登録を削除してしまいました。
なんだ~、がっかりという心境だったのですが、年も暮れようとする12月29日、かみさんが iPhone 8 を買わないかと言い出しました。購入金額の半額なら買ってもいいよと言ったのですが、渋っています。しかしどういう風の吹き回しか、それでいいと!「買った~!」という鶴の一声で取り引き成立。かみさん目があまりよくないので、画面の小さいiPhone 8 を持て余していたようです。
早速わたしのずっと使っていなかった Apple ID で初期設定を開始。いざ使おうかと思ったら、ほとんどのアプリが 待機中 と表示されていて、タップするといくつかのメニューが。ダウンロード優先をタップしても ダウンロードできませんとかインストールできません、後でやり直してください と表示されてしまいます。Appストアとか、設定とか、カメラとか、写真とかのアプリは使えるのですが、メールとか、時計とか、カレンダーとか、メモとか、マップなどのほとんどのアプリが 待機中 となっていて使えません。Apple ID に不備がないか、支払い方法がちゃんと設定されているか、などなど色々調べても解決しません。初期設定したばかりで中に何もないからとリセット(すべてのコンテンツと設定を消去)し、初期設定をやり直してもダメ。
途方に暮れたので、Apple にチャットサポートで問い合わせてみました。チャットサポートは電話サポートより対応が早いからです。Yuki と名乗るチャットサポーター(実際は男かも?)に色々説明し、ちょっと難しいと判断したのか、詳しい電話サポートからお電話しますので、そちらで聞いてみてくださいということに。
間もなく電話がかかって来て、リモートサポートいたしますと。サポート側からこちらの iPhone 8 の画面は見えるけれど、操作はそちらで行なってくださいとのこと。リモート接続すると画面にポインターが表示され、サポーターがここを開いてとか指示できるようになりました。チャットの人よりちょっと詳しいらしいサポーターの指示に従い、色々な設定のチェックなど一通りした後に、そのサポーターの方もお手上げ状態になられたようです。もうちょっと詳しい者を呼びますのでちょっとお待ちをとのこと。
一旦電話を終了し、待っているとまた電話が。先程の同じサポーターの方がでられ、分かりましたとのこと! どうもこの件は 、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPad(第5世代)、初代iPad Pro(9.7インチと12.9インチ) に起こる Apple のバグとのこと。その修正プログラムをダウンロード・インストールできるので、設定の一般からソフトウェアアップデートを開いてくださいとのこと。開いてみると、iOS 19.7.4 このアップデートでは、削除したAppleの内蔵アプリが再インストールできない問題が修正されます とありました。で、アップデートしたら見事解決!
iPhoneOS 16.7.4 で Goole検索すると、Gooleの生成 AI の説明がでてきまして、こう書かれていました。
Appleは、2023年12月20日に旧世代のiPhone向けに「iOS 16.7.4」を提供開始しました。このアップデートでは、削除したAppleの内蔵アプリが再インストールできない問題が修正されています。
「iOS 16.7.4」は、iTunes経由または、iOSデバイスのソフトウェア・アップデート経由で配布されています。対応機種は、iPhone X、iPhone 8、Phone 8 Plusです。
インプレスのサイトにも12月20日付けで解説がありました。
古いiPhone/iPad向けに「iOS 16.7.4」「iPadOS 16.7.4」、Appleのアプリを消すと復活できない問題が解消
かみさんの時になぜこのトラブルが無かったかというと、かみさんはかつて iPhone ユーザーで Apple ID を持っていたけれど、ID の控えが無くサインインできなかったため、新たに Apple ID を作成して初期設定したからでした。
このアップデートは12月20日とつい最近公開されたため、 Apple のサポートの人も知らなかったということですね。多分今も日本中にこの件で悩まれている方がおられると思います。