おば~ちゃんの突然の召天

晴れ
後雨
きのうの続きです。疲れてぐっすり眠ってしまい、起きたら夜中の12時を回っていました。それからのこのこ起きて来て、一昨日借りたDVDの続きを見たり、部屋の中を歩き回ったりし、汗が出て来たところでお風呂を沸かして入りました。出て来た時はもう夜明け間近、5時近くなっていました。突然電話が鳴り出しました。こんな時間にかけて来るのは間違い電話か...。何かピンと来ました。直ぐに出ますと、案の定おば~ちゃんの入院している病院からでした。おば~ちゃんが危ないので直ぐに来てくださいとのことです。30分位で行けますといいますと、大丈夫なようなことを仰いました。兄や姉に連絡した方がいいですかと尋ねますと、そうしてくださいとのこと。直ぐに姉に電話しましたが、何回呼び出しても出てくれません。そのうち留守電になってしまいました。兄は携帯にかけると直ぐに出てくれました。「お母さんが危ないらしいので、直ぐに来てください」と連絡。車に乗って病院に向かいました。道路交通法違反ですが、途中ずっと姉を呼び出しましたが、結局出ません。病院に着くと、連絡を受けている守衛さんが直ぐに戸を開けてくださいました。エレベータに乗って4階に。おば~ちゃんの部屋に入ると、そこにはもうピクリともしないおば~ちゃんが横たわっていました。『えっえ~っ』と思い、「もう心臓は止まってしまいましたか。」と看護師さんに尋ねますと、ほんの少し前に止まってしまったとのことです。「未だお声をかけられれば聞こえると思いますよ。」といわれましたので、「お母さん、可愛がってくれてありがとうね。」と大きな声でいいました。おば~ちゃんはピクリともしません。でも聞こえているかもしれないので、「天に行ったら忙しくなるから、頑張ってね。」とか色々語りかけました。まだ顔も手も皆温かいです。おば~ちゃんは昨夜12時頃まで眠っていて、その後ずっと声を出していたそうです。何となくきのうの様子が苦しそうに感じたので、きょうは午前中様子を見に行くかななんて思っていましたが、その感は正しかったようです。心電図を見ると、5時5分頃に心臓の動きが止まってしまったそうです。おば~ちゃんの顔はとても安らかなものでした。なんか複雑な心境でしたが、この病院で天に召されて幸せだったのではという気がして来ました。直ぐに兄におば~ちゃんが既に亡くなってしまったことを連絡。相変わらず姉は普通の電話にも携帯にも出ません。わたしなんか、お風呂やトイレに入る時も電話をそばに置いているというのに...。看護師さんに、今主治医の先生に連絡し、先生がこちらに向かっていますといわれましたので、とりあえず主治医の先生がいらっしゃるまで待つことにしました。先生は6時ちょっと過ぎにいらっしゃいました。おば~ちゃんの瞳孔の開いていることと、胸に聴診器を当てて心音のないことを確認し、「5月31日午前6時13分、死亡を確認しました。」とおっしゃいました。いわゆる死亡確認ですね。これで証明書をいただき、死亡届けを出さないと、お葬式をしても火葬することができないそうです。先生がいらしたので、国立に住む姉を車で向かえに行くことにしました。看護師さんがその間おば~ちゃんの体を拭いて、綺麗な浴衣に着替えさせてくださるとのことでした。姉の家に着くと、姉は眠っていました。途中おば~ちゃんのお見舞いに良く来てくださっていた、おば~ちゃんのキリスト教のお仲間の方にお電話しましたら、もう起きていらしたので、一緒に病院に行きませんかとお誘いしました。ふたりを病院前で下ろして民間駐車場に車を止めに行きました。病室に戻ると、姉は既に亡くなっているおば~ちゃんの前でぐっと涙をこらえています。ここのところ体調があまり良くなく、やっと回復して来たので、きょうお見舞いに来ようとしていたそうです。教会のお友達が、おば~ちゃんの枕元で祈ってくださいました。しばらくすると兄が義姉と一緒に到着しました。葬儀屋さんに連絡をし、わたしは一足先にまとめた荷物を持って帰り、おば~ちゃんの部屋を掃除しておくことになりました。帰宅する前に、お世話になりました5階の看護師さんにお礼とおば~ちゃんが亡くなった報告をしに行きました。良くしてくださっていた看護師さんがびっくりされて、直ぐに3人でおば~ちゃんの部屋に来てくださいました。わたしはもう帰宅するところでしたので、廊下ですれ違いました。おば~ちゃんは、たくさんの看護師さんに好かれていたのでとても嬉しいです。
こんな感じできょうは一日慌しく終わりました。地域の回覧板への依頼。おば~ちゃんの教会の方への連絡。こういう時に限って、留守の人ばかりなんですよね。おば~ちゃんの顔を見に来てくださったご近所の方や、診療所の方々への応対。葬儀屋さんとの打ち合わせも終わり、正直いってこの記事を書いている今は、くたくたです。おば~ちゃんはとても安らかな顔をして、隣の部屋で横になっています。馬鹿みたいですが、仕事がひとつ片付く度に、おば~ちゃんの耳元であれが片付いたよ、これが片付いたよと報告をしています。(^^;)