晴れ |
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Windows には Me より、『システムの復元』といってシステムのバックアップを『復元ポイント』として残して置き、パソコンにトラブルが起きて修復ができない時に、その復元ポイントとして残っている過去の状態に戻すという機能があります。このことは少しパソコンを知っているものなら誰でも知っていることですが、初心者のためにちょっと手順を書きますと、管理者権限のあるユーザーでログインし、『スタート』→『全てのプログラム』→『アクセサリ』→『システムツール』→『システムの復元』で起動します。ここから過去の復元ポイントの作られている時点にさかのぼったり、現時点での復元ポイントを作ることができます。復元ポイントは自分で作る他、大きなアプリケーションをインストールしたり、大きい Windows の自動更新があった際などに自動的に作られます。それと、きょうわたしが書きたかったことなのですが、復元ポイントを使って過去のある時点に戻った際にも復元ポイントが作られます。 ウィルスバスターのアップデートが何回やっても「最新の状態です。」と出て更新できないパソコンがあり、それを解決するために何回も過去の復元ポイントに戻す作業をしていました。何回目かにウイルス定義ファイルのアップデートが上手く行えるようになりました。その後ハードディスクを最適化(デフラグとも言い、ハードディスクのファイルを先頭から再配置し、空き領域の断片化を解消すること。)を行おうとした時に、ハードディスクの空き領域が足りないのでできませんと出てしまいました。最適化を行うには最低でもハードディスクの15%の空き領域がないと行えないそうです。そのパソコンはCディスクの容量が20GBあり、足りない筈はありません。しかし、Cディスクのプロパティを見てみましたら、ほとんど空き領域がない状態でした。Program Files や Windows などのフォルダの容量を調べ合計してみますと、どう計算しても7GBほどしかありません。しばらく悩んでいたのですが、ふとひらめきました。システムの復元を何回も行ったので、そのデータが表には出てこない容量として存在しているのではないかと。ウィルスバスターのアップデートは上手く行われるようになりましたので、現時点で復元ポイントを作り、他の復元ポイントは全て削除することにしました。その方法をネットで検索したのですが、意外と簡単な作業でできることが分かりました。Cディスクのプロパティを出し、『ディスクのクリーンアップ』をクリック。出て来たディスクのクリーンアップ画面の『詳細オプション』タブをクリック。そうしますとその画面の一番下に、『システムの復元』という項目があり、最新のシステムの復元ファイル以外の古い復元ファイルを削除すると、空き領域が増加します。と説明されていますので、これをクリック。 またCディスクのプロパティの全般タブを見てみますと、ディスクの使用領域が7GBほどになっていました。やはり復元ポイントの作りすぎが原因でした。ハードディスクの最適化も、問題なく行うことができました。(^^;) |