Tくん救出大作戦 その2

今までの情報を整理すると、彼は少なくとも3月17日よりも何日も前に韓国に行き、帰れなくなっている。それが3月28日の電話での会話で判明。韓国にいるとなると、彼への電話は国際電話になるのか? 電話代かさむのか? その後彼にはショートメッセージで、日本大使館の住所、電話番号、サイトのリンクなどを送ったがなんの返信も無かった。

その後何回も電話したが、圏外状態が続いていた。そして一週間ほど経った4月4日、とうとう韓国の日本大使館から直接わたしに電話がかかって来た!

「もしもし韓国の日本大使館員のKと申します。実は◯◯さんのお知り合いのTさんの件でご相談がありお電話いたしました。」女性大使館員の声。「Tさんは韓国から帰国の際に飛行機に乗り遅れ、その後飛行機に乗るチケット代がなく韓国で野宿生活をしておられます。なんとか帰りのチケットをそちらで予約し、こちらにメールで送っていただけませんでしょうか?」といったような内容だった。

すかさず「なんでわたしなんですか? 妹さんがいらっしゃるでしょう?」と質問。「妹さんには既に電話でお願いしたのですが、兄とは一切関わりを持ちたくないと断られてしまいました。」と女性大使館員。どうも彼がその女性大使館員にわたしからのショートメッセージを見せたらしい。それでわたしの電話番号が分かったらしい。

うちで既にTくんの件は、かみさんとの会話の中で話していて、かみさんは「Tくんにお金を出すようなことになったら、離婚だからね!」と念をおされている。そのことを女性大使館員の方にも説明した。

その3に続く

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